夢とタロット：青サギ

先月見た夢に「青サギ」が出てきた。

青サギというと、たいてい田んぼとか川の中にひっそりと佇んでいるというのが

一般的な姿だと思うのだが、

私の夢に出てきた青サギは、暗い海の上に何羽もいた。

１羽の青サギは頭を海の中に突っ込んで、餌を漁っているらしかった。

その中で前方にいる１羽に急に光が当たって、スポットライトを浴びたようになった。

海面すれすれのところで大きく羽を広げ、

その姿はまるで始祖鳥か何かのように迫力があった。

しかも驚いたことに(夢を見ている私が驚いたという意味・・・）、

羽の色が目の醒めるようなターコイズ・ブルーだった！

(一般的に青サギの羽の色は、地味なやや青みがかったグレー）

今月に入って、新月よりかなり遅れて、恒例のNew Moon Readingを

自分のためにやってみた。

４種類のカードをひくことにしていて、そのなかのひとつがメディスン･カード

というタロット･カード。

心に浮かぶこと＝質問について、導きやサポート・アドバイスをささやいてくれる友だち、

あるいはアドバイザー的存在としてのトーテム(アニマル･スピリット）が何なのか、

お伺いをたてる。

そのトーテムが何と青サギだった。

青サギと聞いてピンとくる人は少ないかも知れない。。。。

以前は、私の住む山里の決まった場所で２羽一緒にいるところを

見かけることがあったが、最近はほとんど見かけなくなってしまった。

ごくまれに上空を１羽きりで飛んでいるところを見かけたり、ふとした拍子に

高い木の枝の上にとまっているところを見かけたりすることがある程度。

でも、いつも何かしらの節目には必ずといっていいほど現れて、私にとっては

メッセージを運んできてくれる存在だった。

その青サギが鮮烈に夢に現れて、しかもその後にひいたカードがそれなら

これは私にとって何かしらの意味・メッセージがあるに違いないと感じる。

私にとっての意味は何のかはひとまず置いておいて・・・

メディスン･カードの中での青サギのメッセージを簡単に紹介すると、

まず青サギのキーワードはSelf-reflectionつまり「内省」。

感情(水）に溺れることなく・・・傲慢になったり、自分を卑下してみたり、

近視眼的にならず、冷徹な目で自分に向き合い、

深く自分自身を知る能力のこと。

自らすすんで、感情･思考の中に深く沈みこみ、自分がもっている

本当の力・才能は何なのか、自分のスピリットの本質・役割を知る

つもりがあるかと青サギは問いかけ、

自己発見の歓びと道（＝未知）を信頼する勇気へと誘う。

巡り巡る人生という聖なる輪。その旅の途上で出会うすべての旅人が

メッセンジャーであり、行き先のひとつひとつが新たなサイクルの始まりだと

青サギは告げている・・・・というもの。

ただし、内省ばかりに沈んではいけない。

息をすることを忘れては溺れてしまう。

１回きりのダイビングで悟りに達しようなどは決して思わないように

という警告も含まれている。

青サギのメッセージはやってくるチャレンジを正面から受け入れ、

自己発見へと導く力＝自分に備わる不滅･不屈のスピリットを知る

歓びと言えるかも知れない・・・・

もしも、ひっそりと佇む青サギを見つけたら、青サギが伝えてくれる

メッセージに心と耳を済ませ、その知恵に感謝を捧げてみてくださいね。

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