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夢の小径を散歩する  あちらこちら寄り道 道草    つれづれなるまま・・・・
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第1章  プラント・スピリット・メディスン・ドリーム  3

学生だった頃夜中に、昼間には難しすぎて全くお手上げだった数学の方程式の解答が浮かんで、目覚めたことが一度ならずあった。私は誰にも、眠っている間に代数の宿題をやったと言ったことはなかった。人におかしな奴だと思われることを怖れていたのだ。そのうちそういう夢は見なくなった。ずっと後になって、人が夢から学ぶことが決して珍しいことではないということを発見した。この頃では、これまでに後になって起きたことを夢
に見たことがあるかどうか、人に質問することを楽しんでいる。約75%の人が、実際にこの種の夢を見たことがあると答える。そして誰もが、自分が就寝中の寝室以外のどこかで起きていることを夢に見ている。眠っているとき、私たちは簡単に遠くの場所へ旅することができるし、未来を知ることもできる。私たちには、人生の様々な問題を解決することを可能にしてくれる特別な理解力が授けられている。
 私たちの社会では、たいていの場合、こういった素晴らしい夢の力は「未開発」のままだが、ウイチョル族やアマゾンのマッツェ族では、夢を学ぶことが真の学びと考えられている。実際、私たち自身の文化を除いて、ほとんど地球上のどこの文化においても、夢を学ぶことを真の学びとして尊重している。私たちは古代ギリシャの時代から洗練されてきた合理的、分析的学びの方法を崇拝するあまり、我が種のうちの呪術師たちが、別の
方法を洗練してきたことを理解していない。この夢見の方法は合理的でも分析的でもないが、目覚ましい力を発揮する。この夢見の方法の秘訣は、あなたが学びたい、あるいは成就したいと願っていることを心に留めながら、夢見の意識状態に入っていくことだ。夢見の状態に入る方法は偶発的で、シャーマンの中には眠りに入って、自分が夢見をしたいことについて、夢で学ぶ者もいるし、向精神性の植物を使う者もいる。多くはただ単
調な太鼓の音を聞いて夢見の状態を引き起こす。私の場合は太鼓の音を使う。
 数年前、初めてエル・ピカチョについて聞いたとき、私はそこに棲んでいると言われるスピリットたちから学びたいと切望した。忙しい鍼治療の仕事や、幼い子供たちの世話、死の床にある父のもとに通うことなどの諸事情で、現実にエル・ピカチョを訪ねることは不可能な状態だったので、私は夢で訪れることに決めた。ろうそくを灯し、香を焚いて、気分を落ち着かせ、それから仰向けに寝てリラックスした。聖なる場所を訪れ、そこに棲んでいるであろう友好的なスピリットたちに出会うという、私の意図を宣誓した。大きな音で繰り返される太鼓の音を聞きながら、私の意識状態が移行した。最初の夢見から数年後に、夢見のヘルパーが現れて、その日私がホセ・ベニチェ・サンチェに詳しく話した、例の経験をした山頂へと私を運んでくれた。ホセとの対話によって、私の夢が昔からの伝統と一致するものであるという確信を深めた。ウイチョル族の一員としてまたシャーマンとして、彼は私が人々を癒す手助けをしてくれる木のスピリットに出会ったということを難なく認めた。その一方で、私は中産階級の白人のアメリカ人として、「私がこれをでっち上げているのだろうか?」という疑問に、何年も悩まされた。
 
「私がこれをでっち上げているのだろうか?」これは夢見の世界に踏み込んだ西洋人なら誰もが直面させられる疑問、怪物である。この怪物を打ち負かす唯一の道は、その夢を試してみて、効果があるかどうか見ることである。もし風の木の魔法で人々を治療することができるのならば、私がでっち上げているかどうか、そんなことが実際問題になるだろうか。数年前私は、私の生徒のグループに、柳のメディスンの夢見をするよう指導した。輪になって坐り、私たちは見た夢について話し合った。その中で、医者をしている一人の男が、自分の見た夢の中にどう解釈していいか分からない部分があると語った。「何度も何度も繰り返し」と彼は語った。「柳のスピリットは僕に『見上げて!見上げて!いつも見上げて!』と繰り返し続けたんだ」1ヵ月後、その医者と再び出会ったとき、彼は次のような話をしてくれた。
 
 柳のメディスンに完璧だと思われる患者がいたので、彼女に今までに3回柳のメディスンを処方した。最初の治療をして次に彼女が来たとき、彼女はその「素晴らしいメディスン」が何なのか教えてくれと言って引かなかった。そのとき、窓辺に置いてある鉢植えの柳の方を何度も振り向いて、彼女は何か不思議で素晴らしいことを口にした。「その植物とても素敵ね。その植物になりたいわ」僕が彼女に治療にどんな効果があったのか教えてほしいと尋ねると、彼女は一連の体の症状が改善されたことを、次々と並べあげた。「でも」と彼女は言った。「これが何よりも一番素晴らしいこと・・・以前には、気付かなかったんだけど、私はこれまでずっと鬱で、すごく否定的だったの!まるで、私の心の目がいつも地面を見下ろしてばかりいて、見えるものと言ったら、土だけといった有様だったの。ところが、この間ここを出たときから、『見上げて!見上げて!いつも見上げて!』と言う、心の声が聞こえてきたの。それで今は、まるで生まれて初めて自分のまわりにある美しさを見ているみたいなの!」そのときになって僕は、窓辺に置いてある植物と、彼女がとっていたメディスンはどちらも柳だと、彼女に話した。また僕が見た柳の夢の話を彼女にして、同じ声が「見上げて!」と言うのを僕も聞いたと言ったんだ。彼女はいたく感動して泣き始めた。次の治療のとき、彼女は柳のスピリットに感謝を表すために書いた詩を持って来た。
 
そのクラスでの経験、医者、患者—彼らはどこから来たのだろう?柳のスピリットというようなものが存在するのだろうか?仮に存在するとして、それは実際何なのだろう?それが問題になるのだろうか?明らかに若い医者にとっては問題だった。彼はその後私たち全員がでっち上げていると決めこんで、以来プラント・スピリット・メディスンを使って治療することを止めてしまった。
 私について言えば、プラント・スピリット・メディスンは私に魔法の力を及ぼし続けているようだ。私はホセ・ベニチェ・サンチェのもとに行って、聖なる山や、踊る鹿、そういったことに関する全く異なる種類の治療法について探求したいと考えていた。だが、そうするかわりに、それらがすべて風の木の魔法であることを見出し、植物から医療(メディスン)を学ぶことという出発点に戻ってきた。
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プロフィール
HN:
miriko
性別:
女性
職業:
カード・リーディング
趣味:
自然観察
自己紹介:

夢や夢見に興味があります。自分の見た夢が誰かの夢とシンクロしていたり、現実と重なってきたり(予知的)・・・そんな測り知れない夢の世界について語り合ったり、もう少しだけ深めることができればと思っています。
専門的な視野、夢解釈などのコメント大歓迎です。
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