Count my blessings

☆　 幸福の数を数える

一昨日、たまたまTVをつけてチャンネルを替えた瞬間
WBCの決勝戦１０回表、２死バッター、イチローという
場面に遭遇した。
スポーツ音痴で実況中継とかそういう類のものは
ほとんどと言っていいほど見ない方だが、
そんな私でも、ここで打つか打たないかが
勝負を分ける大一番だということは
痛いほど分かる。
守る側攻める側、双方のかけ引き
心理的なせめぎ合い・・・・
具体的にそれがどういうものなのかは分からないが・・・・
どちらも好むと好まざるとにかかわらず、
国を背負わされて立っている。
それがどれほどのものなのか
凡人の私には想像も及ばないが、
その圧倒的な緊迫感に、不必要にもこのワタクシメも
胸がドキドキ、肝がヒヤヒヤ・・・・
(私が緊張してどうなる？何の関係があるんやって世界なんだけど・・・
 あんたもそういうときニッポンジンなのねえ！？・・・独白）

何度かの攻防のあと、ついに待望のヒット！
（２塁打だったと思う・・・）
とにかくその一打で一挙２得点。
多分誰の目にも、これで勝負ありと映ったと思う。
最高の緊迫感から
（日本側にとっては）歓喜の波へと変わった一瞬。

私はそこで納得。チャンネルを替えた。

私にとっては、その奇跡的な瞬間を
何らかの偶然の計らいで自分が目撃したこと。
そのことの方に意味があった。
WBCの期間中、チャンネルを替えた瞬間、
イチロー選手登場という場面に遭遇したのは
これが２回目。
私だけではなく、そういう経験をした人が他にも相当数いたと思う。
（特別に野球ファン、イチローファンでなくても
たまたま私と同じような経験をしたという人が一体何人くらいいるんだろう？）

素人考えで勝手なことを言わせていただくならば、
もし私と同じ体験をした人が何千人、何万人（？）・・・
もしもいたとしたら・・・・・・
それは日本という国・・・個人という枠を超えた大きなパーソナリティーの
集団的無意識が、ある磁力あるいは必然性によって、
WBC侍ジャパンあるいはイチローというシンボル的な存在に
引きつけられたということになるのでははないだろうか？
　＊　 私はここでナショナリズムを鼓舞する意図は全くないことをお断りしたい・・・
　　　　国家という言葉をよく耳にするけれども、それはあくまで一人一人、
　　　　個人の意識が集まったその総体だと認識している。念のために一言

　　　　
横道にそれてしまった・・・・

私がここで伝えたかったのは

イチロー選手自身がコメントしていたように
神が降りた・・・そんな瞬間を私が目撃したこと
そして、そんな瞬間をある意味共有したということは、つまり
そんな神が降りるような瞬間、可能性が私自身の中にも在る・・・
在りうる・・・・ということ、ジャナイ？
私ってノウテンキ過ぎるかな？
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

回りくどくなりましたが

その夜、私は
奇跡を私に見せてくれたイチロー選手に感謝し
その奇跡の瞬間を味わうことができた
我が身の幸福に感謝して眠りについたのでした

Thank you, Ichiro.

というわけで

Please　あなたも 　Count　Your　Blessings.