ＥＡＲＴＨＷＡＹから 星の話 その１

ずっと以前、友達からもらった本の中に
ＥＡＲＴＨＷＡＹ（アースウェイ）という本がありました。
著者はメアリー・サマーレインという人。
メアリーはノーアイという盲目の
アメリカ・インディアンのお婆さんに出会って、
ノーアイが亡くなる前の２年間の交流の中で、
ボディー・マインド・スピリット、
生活全般の多岐にわたる話を聞きました。
ＥＡＲＴＨＷＡＹはメアリーがノーアイとの約束を守って、
彼女から託された知恵を伝えるために書かれた本です。
これはその本の中から、わずかながら北米インディアンの幻の民、
アナサジ族が太陽や惑星についてもっていた驚くべき知識/知恵について
触れた部分を抜粋して、直訳では意味が分かりにくいため、
アレンジを加えて意訳したもの（の一部）です。
　
　＊　これは神秘的な能力をもったネイティブのおばあさんから聞いた話ー
　　　彼女がもっていた知識として伝えられたもので、今のところ
　　　歴史研究家などの学者によって確認された史実ではありません。
　　　アナサジ族については、ニューメキシコ州に彼らの住居跡が遺跡として
　　　（観光名所的に）残されているだけで,消えてしまった幻の民です。
　　　個人的には、それは学問的には検証されていないということを意味する
　　　だけで、ノーアイのように私たちの知らない過去の記憶をもった人々が
　　　他にも多数いるのではないかと想像しています。
　　　ちなみにＥＡＲＴＨＷＡＹは１９９０年に出版された本で、内容はごく実際的、実践的
　　　なものです。　２年前の２００７年の時点でも、アメリカの本屋に並んでいるのを
　　　見かけたので、それなりの評価を得ている本なのではないかと思っています。
　　　あとの判断はこの記事を読んでくださる皆さんにお任せします。
　　　
　☆　アナサジの人々は惑星や月、太陽にそれぞれ遠い祖先への敬意をこめて、
　　　　長老たちの名前を付けていました。
　　　　唯一の例外は地球で、マール（Ｍａａ－ｒｕ・・・子供という意味）と呼ばれました。
　　　　
　☆　惑星や太陽が私たちの心や身体に及ぼす影響について
　　　　書かれた部分を抜粋しました。

ＥＡＲＴＨＷＡＹから

　　　＜星の話＞　　～太陽と惑星、天体のＤＮＡを共有する～　その１

　ミーヤーニュ （金星）　Ｍｅｅ－ｙａａ－ｎｕ

　アナサジ伝説中の金星に与えられた祖先の名はミーヤーニュ。彼女は人々に
　夢を与える美しい祖先

　☆ミーヤーニュが磁気的に影響を及ぼす季節（月の名前）
　　
　ニュラータ　（４月/９月）　大きい変化の月

　☆人間の性質に及ぼす影響
　　　
　　ミーヤーニュ（金星）が影響を及ぼすこの時期には、金星の心を穏やかにする
　　エネルギー傾向が、部族の者たちに素晴らしい帰属意識をもたらすため、
　　賢者サクヤのところに相談にやってくる者はほとんどいません。
　　彼女（サクヤ）は、この時期大多数の者が満足しているのを目にし、部族の中に
　　流れる愛と寛大さの空気を好ましく思います。しかし、ニュラータの季節にも、彼女は
　　のんびりと過すわけにはいきません。彼女のもとには、なおも人々が相談にやって
　　来ます。ミーヤーニュ（金星）の鎮静効果が、しばしば選び抜かれた人生の目的を
　　全うしようとする人の能力に混乱を生じさせるからです。部族の人々は時として、
　　ふいに訪れる自分にも説明のつかない目的意識に対する無関心さー情熱や意志の
　　喪失・欠如に参ってしまうのです。

　☆人間の生理的機能に及ぼす影響

　　ミーヤーニュの時期には、ヒーラーのヨナのもとには喉や甲状腺の不調を訴えて
　　やって来る患者の数が増え、彼は扁桃腺炎や喉頭炎、耳痛などで苦しむ患者を診る
　　ことが多くなります。彼はこういった健康状態が、ニュラータ（大きい変化の月）の季節
　　のめまぐるしく変わる天候や、大気の変化によって悪化することを知っています。
　　それで彼は変化に応じた服を着ること、よく食べること、そしてスウェットに入る回数を
　　増やすことを心がけるよう、患者に注意を促します。

　　　＊　スウェット/スウェットロッジ・・・北米インディアン、ラコタ族に伝わる祈りと浄化、
　　　　　　癒しの儀式（蒸し風呂のような状態になるもの）