ハワイへ ～序章 その１～ 青天のヘキレキ たとえばハワイ・・・

９月１４日から１０月１５日までの１ヶ月間、まさに青天のヘキ
レキのごとく私はハワイに出かけることになった。
私にとっても不思議だった事の顛末と、ハワイで過ごした
日々を、この旅を可能にし、支えてくれた多くの友達への
感謝を込めて、振り返ってみたいと思う。




今年の６月はじめ頃のこと。プラント・スピリット・メディスンという本の訳のことで、直接

会って話を聞かなければいけない友人がいて、彼女が住む奈良県の山あいの里を

訪ねることにした。はじめて訪ねた彼女の家兼カフェで、話は思わぬ方向に向かうことに

なった。何がきっかけでそういう方向に話が進んでいったのかはもう覚えてないが、私が

ある人に人生の後半で波動の高い場所に住むようになる、たとえばハワイとか・・・と

言われたことがあると話すと、彼女が「実は私、８月の下旬からハワイに行くんです。

一緒に行きませんか？」と言う。私は当然のごとく、「無理、無理。今から仕事を捜して

働き始めてできるだけ貯金をしたら、何年後かには行けるかも知れないけど・・・」と、

自分の頭の片隅に埋め込まれた、ありそうにもないステレオタイプな設計図をオウム返

しに返した。それでも彼女の目の強い輝きは消えず、そのとき一緒に来ていた　（車で

なければたどり着けない山奥の秘境と言ってもいいような場所だったので、一緒に行こう

と誘い込んだ、あるいは巻き込んだという方が適切な表現かも知れないが・・・・）　我が

パートナーが手にしていた創作楽器（Lyra)を見て、「その楽器を私が買ったら行かせて

くれますか？」とまで。う～んそれはあ・・・とその日はそこで話を収め、家路についた。

つづく