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夢の小径を散歩する  あちらこちら寄り道 道草    つれづれなるまま・・・・
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2012年2月7日  森の風ようちえん

知り合いの紹介で、三重県三重郡菰野町にある森の風ようちえんに行って来た。
子供たちにLyraworksの創作楽器・・・lyra(リラ)やソラン、ユリドラムなどに触れてもらい
一緒に唄おうというはじめての試み。

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左から リラ ユリドラム、ソラン

打ち合わせ前には、今どきの子供たちがどんな歌を好み、実際どんな歌を歌っているのか皆目見当もつかず暗中模索、おっかなびっくりだったものの、子供たちと一緒に唄う歌や進め方など、音楽担当の先生の勧めであれよあれよという間にプログラムが決まり、案ずるより産むが安しとはまさに!というスムーズな流れ。

当日行ってみると子供たちが自分たちで作ったという手作りを楽器を携えて待っていてくれた。園長先生によると、珍しい手作り楽器を持ってきてくれるという話を聞きつけた子供たちのほとんど全員が、先生に言われたわけでもなく、いつの間にか作っていたらしい。多分子どもたちの間で、誰かがやりだしたら、あっという間に伝染したんだろう。(1匹のサルが芋を洗うことを始めたら、あっという間に島中のサルにその習慣が広まっていったという、100匹目のサルの話を思い出してしまった)

それはともかく、スケジュール通りあいさつからはじまり、まずはリラで自作の曲を披露。
次にピアノとソランの伴奏で「キリストのへいわ」という曲を子供たちが歌った。これが実に素朴でいい曲。
私はキリスト教徒ではないが、キリストがお釈迦さまであれ、阿弥陀さまであれ、マホメットであれ、隣のトトロであれ、ムーミンであれ・・・・何の抵抗も問題もなかった。
ちなみに歌詞を書いてみると、

1番 キリストのへいわが わたしたちの心の すみずみにまで いきわたりますように

2番 キリストのひかりが わたしたちの心の すみずみにまで いきわたりますように

3番 キリストのちからが わたしたちの心の すみずみにまで いきわたりますように

4番 キリストのゆるしが わたしたちの心の すみずみにまで いきわたりますように

個人的に、キリストの許しが・・・というところが、とてもひびいた。人を許すのではなく、許しによって自分自身が救われる(軽くなる、楽になる)ということ。それは真実だと心の底で知っているから

子供たちと一緒に歌うことの相乗効果で、私の心は大いに洗い清められたと思う。

次にこれもピアノとソランの伴奏で、「大きくなるって」という歌。これは竹の子のように日々成長していく子どもたちの、希望と力にあふれた歌。(大人目線かも知れないが、子供自身も無意識ながら、身体のなかに成長という歓びのパワーを感じていると思う)

次にLyraworksの楽器の紹介をして、そのあと子供たちに実際に楽器に触れたり、音を出してもらう時間。楽器が全員にいきわたらないので、待っている間、子供たちは自作の楽器を奏でていた。この子どもたちの手作り楽器がまた、大人ではこうはいかないというユニークで無造作な作り・・・結果には執着しない、いかにも楽しんで作ったんだろうなという雰囲気

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下の段のいちばん左。ダンボールや卵や牛乳のパックで作ってあるおもちゃの街かな?と思いきや、、なんとそれは太鼓だという。子供たちのなかでは、それは完璧に太鼓となって演奏されていて、輪の中心で叩く様子を見ていたら、インディアンの祭りのようにも見えてきた。祭りの原点がこんなところに・・・!!
目からうろこ。きっと子供たちは遊びの中で、豊かな世界を創造しているんだろうなあ。どこにでもあるような風景だけど、それがスゴイ!オモシロイ!!

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最後にリラの伴奏で、「ひとりの手」という歌を一緒に歌った。ひとりの小さな手、何もできないけど・・・という歌いだしのこの曲は、聞けばたいていの人は知っているはずのポピュラーな曲。この曲を作ったのが、ピート・シーガーだというのは、ここに来るまで知らなかった。ちなみに、ピート・シーガーはボブ・ディランと同じく、アメリカ・フォーク・ソングの父と慕われたウッディ・ガスリーに影響を受けた往年のフォーク・シンガー。
この曲になったとき、それまでのざわつきが鎮まって、リラの音色とともに子供たちの声が優しく広がった。(幼稚園などで子供が歌うというと、頭にカーンと響く大きな声というイメージがあったが、リラの音色のせいか、とてもハーモニーを感じる優しい響きだった)

「ひとりの手」のあと、あいさつをしてプログラム終了の予定だったが、なんとそこで子どもたちから「ふるさと」を歌いたいというリクエストがきた。「ふるさと」・・・・うさぎ追いしかの山、こぶな釣りしかの川・・・のあのふるさとである。まさか幼い子供たちから、大正・昭和の愛唱歌のような「ふるさと」を歌いたいというリクエストがくるとは夢にも思わなかった。
子供たちがどこかで覚えてきて、まるで詩吟のような調子で歌っていたのを先生たちが聞きつけて、ちゃんとしたメロディーで歌おうよということになり、子どもたちのお気に入りの曲になったらしい。東日本大震災のあと、福島県やその他の東北を故郷とする人たちの間で、この歌がまた盛んに歌われるようになったという話を聞いたことがある。もしかしたら、そんなことが背景にあったのかも知れない。

子どもたちの歌声に感動し、子どもたちの手作り楽器に驚き、笑い・・・とても癒された1日だった。

森の風ようちえん、とっても素敵な愛ある場所だった。先生、スタッフのみなさん、子供たち、話をつないでくれた友達、みんなに感謝。有難う。

☆おまけ・・・この猫は森の風ようちえんにたどりついて、園の前に置いてある木の棚にまるで置物のように鎮座ましましていた黒猫くん。あまりにゴージャスな毛並みなので、勝手にノワールと呼ぶことにした。
このノワールくん、なかなか野性味のある猫ちゃんで、子供たちがどこかで摘んできた菜っぱ(白菜だと思う)をバリバリ、まさにバリバリと喰いつくした。あっぱれノワール!

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左から1バッファローのようなノワール 2立派なたてがみのノワール 
     3牙が愛らしいノワール


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自己紹介:

夢や夢見に興味があります。自分の見た夢が誰かの夢とシンクロしていたり、現実と重なってきたり(予知的)・・・そんな測り知れない夢の世界について語り合ったり、もう少しだけ深めることができればと思っています。
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